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本書は、1974年に東京及び神戸大丸で行われたアンディ・ウォーホル日本初の大規模展を機に刊行されたカタログ。以降、日本でも数多くウォーホル展は行われ、都度カタログも刊行されてきましたが、本書のクオリティーは素晴らしいです。特段豪華なデザインではありませんが、それもある意味でウォーホルらしさが現れており、シルバーファクトリーをイメージしたアルミ箔仕様のカバーや、ペーパー及びプリントの風合いも良い雰囲気です。32点の代表作(来日に合わせて創作された「いけばな」シリーズもあり)やファクトリーでの写真も収録されています。以下、個展開催に合わせて来日した際のウォーホルのコメントより「1955年、私は東京と京都へ行った。それ以来ずっと日本風になろうと努力している。というのも、日本人はシンプルな表現が実にうまいからだ。いま私は日本の花を描き、日本食をたべ、ケンゾーの服を着ている。そして日本製の写真やビデオやハイファイ、その他の電子機器も使っている。日本的なものは何でも好きだ。これは私の好きなものだ。古いバスケットなんだ」。