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フランスを代表する写真家のひとりであるベルナール・フォコンの作品集『飛ぶ紙』。本書は、1980年代にパルコ出版より刊行されていた「Visual Works パルコのヴィジュアル・ワークス」シリーズ本からの一冊で、80年代より日本でも大変な人気を誇ったフォコンの代表作を集めた日本編集版作品集。全作品日本語のキャプションが収録されています。以下、帯に記載の安部公房のテキストより「フォコンの世界ではしばしば火が燃えている。夢のなかの火のように温度が感じられない奇妙な火だ。陽気なキャンプ・ファイヤーに見せかけた、地獄の迎え火のようでもある。それにしても、死がそこにせまっているというのに、誰ひとり騒ぎたてようとしないのはなぜだろう。すでに死者の目で、『生』もしくは『生の記憶』を振り返っているせいだろうか」。