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日本の写真家・緑川洋一の写真集『ヨーロッパの風景 / Sketching Tour In Europe(Signed)』。地元・岡山で歯科医として働きながら写真撮影を続け、生涯アマチュア写真家を貫いた緑川洋一。眼前に広がる瀬戸内海のランドスケープを生涯に渡って撮影を続け、1962年に刊行された写真集『瀬戸内海 / Seto Island Sea』は語り継がれる名作として評価されています。本書は『瀬戸内海』刊行の2年前にあたる1960年に発表された作品集。ランドスケープを色鮮やかに捉える色彩と光の魔術師が捉えたヨーロッパ。訪れた先は自然豊かなギリシャ、スイス、オランダ、デンマーク、ノルウェー、フランス、そしてエジプト。芸美出版社からの刊行ということで、本書の2年前に刊行された石元泰博の『ある日ある所 / Someday Somewhere』を想起させる美しい装幀。風景の色彩美を連想させるかのような巧みにカラーを取り入れた粟津潔によるデザインも秀逸。序文は岡本太郎。写真家サイン入り。