日本カメラ 1962年8月号（川田喜久治「地図」収録号）

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アサヒカメラと並びカメラ雑誌の二大巨塔の一つである『日本カメラ』の1962年8月号で、50年代から活動を本格化して、美術批評家・福島辰夫企画による写真展「10人の眼」にも出品して注目を集めることになる奈良原一高の「たそがれの渚をあるく」が収録されています。また、同じく川田喜久治も、日本の写真史で最も重要な作品のひとつと評されている「地図」を本号で発表（「地図・B」〈汚点・しみ〉）。さらに面白いのが、現在日本の写真家の中でも最も再評価が進んでいる存在とも言われる深瀬昌久の「後楽園」が掲載されている点も見逃せません。金田正一や長嶋茂雄から、アミューズメントでの装飾性に富んだものまで、批評を担った吉村伸哉も、その才能を高く評価したテキストを残しています。

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＜Condition＞ 本体：カバー少ヤケ・少スレ・少ヨゴレ・
少イタミ、縁少イタミ、見返し少シール跡