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アメリカの写真家ゲイリー・ウィノグランドの写真集。1950年代〜70年代にかけてリー・フリードランダーやダイアン・アーバスらと並び、アメリカのニュー・ドキュメンタリー写真を牽引したコンテンポラリー・フォトグラファーの代表格ウィノグランド。1967年に上述の写真家と共に選出され、MoMAで行われた「ニュー・ドキュメンツ展」は後に写真界の動向に多大な影響を及ぼしたことで、現在でも語り草となっています。当時のフリードランダーの代名詞が「アメリカン・ランドスケープ」、アーバスが「フリークス・ポートレート」ならば、ウィノグランドは「ニュー・ストリート・スナップ」。ハンディ・カメラに広角レンズを用いて、時にはカメラを傾けながら写されたスナップ写真は、写真の見方・捉え方に新たな視座を与え、写真の可能性を拡げたものとして高く評価されています。本書は、2001年にスペインで行われたエキシビジョンを機に刊行された一冊。「Women Are Beautiful」「The Animals」「Public Relations」の図版を中心に、代表作が多数収録されています。