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アメリカの写真家トム・バリルの植物を捉えた写真集「Botanica」。類いまれな高度な美意識を持ち、メール・ヌードなどで一世風靡した写真家ロバート・メイプルソープ。そんな彼の要望をみたす写真プリントを長年裏方として支えていた1人がこのトム・バリルです。15年以上もの間、メイプルソープの専属プリンター/暗室技師をつとめ、そのソラリゼーションやユニークな調色テクニックは、クラシックでありながらコンテンポラリーな要素をもつ独特の雰囲気をもった世界観を表現してきました。メイプロソープの死後90年代より写真家としての活動を開始し、2nd写真集として刊行されたのが本書になります。フラワーを中心に60点に及ぶ植物のモノクロ図版が大判で収録されており、アーヴィング・ペンの名作「Flowers」とはまた異なる植物の魅力が表現されています。