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日本の写真家・福田勝治(1899-1991)の写真集。1921年仕事の傍らヴェス単で写真を撮り始め、1926年「第1回日本写真美術展」でイルフォード・ダイヤモンド賞を受賞。その後、バウハウスの影響を受けた構成的な静物写真の作品制作を続け、1936年『アサヒカメラ』に連載された「カメラ診断」が好評となり、多くの写真指南書を出版してきた福田勝治。戦後は女性美を追求したヌード作品を発表し、リアリズム写真運動が写真界の主流となる中でも、自分のスタイルを貫いてきた孤高の写真家です。本書は、戦前1938年に刊行された初期時代の作品集で、ポートレート・ヌード・スティルライフ・ランドスケープなど60弱の図版が収録されており、各作品ごとのキャプションも後半ページに掲載。巻末には制作中の随想も記載。年代の割には比較的良品です。(The Japanese Photobook 1912–1990 収録)