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戦後日本を代表する前衛芸術家のひとりである寺山修司の作品集『人形たちの夜』。高校時代より俳句を、大学時代からは短歌を詠み、若くしてその才能を高く評価されていたという寺山修司。1960年前後よりラジオドラマや映画のシナリオ・戯曲で注目を集め、1960年代後半からは、アングラ四天王のひとつであった演劇グループ「天井桟敷」を横尾忠則らと共に創設。70年代には劇映画で国内外で公演を行い、47歳の若さでこの世を去りながらも、多くの分野で前衛的な作品を残したその功績の大きさにより、今もなお絶大なる支持を受け続けているアーティストです。本書は、70年代に新書館より刊行されていた文庫版「For Ladies」シリーズからの一冊で、寺山によるポエムが収録されているほか、冒頭の人形のポートレートは、沢渡朔が担当、また、本書のアートディレクションは宇野亜喜良が担当しています。