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フランスを代表する写真家であるアントワン・ダガタの作品集『Home Town』。2004年にプロの写真家集団「マグナム・フォト」のメンバーになった時には、時代と共に受け入れるものも進化していくマグナム・フォトの深化を感じさせたものでした。いわゆる従来のメンバーのような正統派のドキュメンタリスト、ジャーナリストとはスタイルが異なるからです。性をモチーフにした時に過激な描写や、自身をもモデルにするスタンスは、その表現力も含めて大変興味深いものです。本書は、90年代後半、つまりはダガタの初期時代に発表された作品集で、 sexやdragなどをモチーフにした光のない「闇の世界」とその「現実」。2001年にニエプス賞を受賞した出世作となった一冊です。