別冊アトリエ 1958年3月号 / Atelier Marich 1958

-

Google Translate
美術家向けの雑誌として長らく刊行された『アトリエ』の別冊シリーズで、1958年3月刊行のNo.41は、写真家・杉村恒（1926-1991）によるヌード作品集となっており、テーマは「動くヌード」。そしてこのテーマは、1959年4月号No.47の続編「続動くヌード」と続いていきます。杉村は東京美術学校（現・東京芸術大学）の日本画科を卒業して、アメリカ大使館に勤務する傍ら、当初は絵画の制作を行っていたようですが「デモクラート美術家協会」に加入して、瑛九らからフォトグラムを学んだあたりから、写真制作も精力的に行うようになっていきます。1964年には大使館を辞して、スギムラスタジオを設立。陶芸・彫刻・工芸など日本の伝統文化に関する撮影を多く行い、数十冊の作品集も上梓しています。本書では、タイトルの通り、躍動感に満ちた女性たちが美しく演出するヌードが100ページ強に渡って収録されていますが、モノクロのグラフィカルなレイアウトも素晴らしい一冊です。

＜Related Artists＞ 植田　正治 / Shoji Ueda
＜Condition＞ 本体：カバー少スレ・少ヨゴレ・
少イタミ及び少シール跡、縁少イタミ