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日本を代表する写真家・奈良原一高の作品集『ヴェネツィアの光 / Venetian Light』。2019年から20年にかけて世田谷美術館で行われた大規模展『奈良原一高のスペイン - 約束の旅 / Ikko Narahara Photographs: The Promised Journey to Spain』。1960年代にヨーロッパそしてスペインに惹かれ、その記録はファーストブック『ヨーロッパ・静止した時間 / Where time has stopped』(1967)、そしてセカンド『スペイン・偉大なる午後 フィエスタ・バヤ コン・ディオス / Espana Grand Tarde Fiesta Vaya Con Dios』(1969)としてまとめられましたが、そのアーリー・ワークが見事にまとめられた展示となりました。そして、70年代には「アメリカ」、その後は「オリエント」ではなく「イタリア」の「ヴェネツィア」の魅惑に惹かれていった奈良原。80年代には『光の回廊--サン・マルコ』(1981)『ヴェネツィアの夜』(1983)『空気遠近法』(1983)とヴェネツィアを扱った作品集を連投していきましたが、こちらは締めの奈良原初のオールカラー作品集。