空気遠近法 / Aerial Perspective

奈良原 一高 / Ikko Narahara

SOLD OUT

Publisher/現代版画工房

   Published/1983
Format/ハードカバー&スリップケース   Pages/-   Size/215*303*13
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戦後日本を代表する写真家・奈良原一高の作品集『空気遠近法 / Aerial Perspective』。東松照明・細江英公ら戦後の日本写真界に新風を巻き起こした「VIVO」の仲間たちは、「日本」を拠点に数々のドキュメンタリーや前衛写真を創作していた一方、奈良原は60年代より精力的に海外を訪れ、ヨーロッパ(『ヨーロッパ・静止した時間』(1967)、『スペイン・偉大なる午後』(1969))、アメリカ(『生きる歓び』(1972)、『消滅した時間』(1975))を舞台にした写真集を刊行しています。そして、その後はイタリアにも足を伸ばし、「水の都」イタリア・ヴェネツィアには10年近く通い詰めて、85年に作品集『ヴェネツィアの夜』としてまとめています。本書は、そのヴェネツィアで撮影された図版に、詩人・田村隆一による詩が添えられた内容となっており、ヴェネツィアの夜の美しさに魅了された奈良原の心情を、田村が代弁するかのようなポエティカルな一冊。蛇腹式の装幀で幻想的な世界に導かれたような錯覚に陥るユニークなブックデザインも素晴らしいです。
<Related Artists> 奈良原 一高 / Ikko Narahara
<Condition> ケース:少シミ、本体:経年並み
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