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日本の写真家・衣川真一の写真集『鏡のなかの風に / Stream behind the mirror』。1947年神戸に生まれ、社会人時代の20代後半時にはじめて一眼レフを購入し、1976年に伝説の寺子屋私塾「ワークショップ写真学校」の荒木教室で写真を学んだ衣川真一。そして1979年、当時若手写真家の発掘を積極的に行い、石内都の『APARTMENT』を始めとした写真集を発表してきた写真通信社の矢田卓のすすめもあって刊行されたのが本書。巻末の荒木経惟によるテキスト「いい写真を撮れるようになるには、いいオンナをひっかけてラブホテルにつれこみ、接触写すること」という教えを忠実に守り、「テンプル(本書のヒロイン)」を湯島のラブホテルにつれこんで接写された図版などが収録されています。しかし、直近結婚が決まっていたテンプルを思いやり、ヌードはボツに。真面目で潔癖、荒木曰く「風のエロティシズム、それが衣川真一なのである」。装幀・木村恒久。帯付。