二科会写真部作品集　第24回展

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美術家団体として「二科会」が設立されたのが、1914年。洋画家で「二科会のドン」と言われた東郷青児の発案で「写真部」が創設されたのが、1953年になります。林忠彦・大竹省二・秋山庄太郎・早田雄二が創立会員となり、以来毎年二科会写真展は行われてきました。過去には植田正治（第2回）、渡部雄吉（第6回）、内藤正敏（第11回）、渡里彰三（第19回）らが、「二科賞」を受賞していますが、本書は第24回展にあたる1976年に刊行された作品集。二科賞は、高倉清雄による「空の熱魂」。入賞作品以外にも、会員・会友の作品も多数収録されており、中村正也「風が舞う」、大竹省二「おんな」、植田正治（には珍しいヌード作品の）「朝の光」、青木君夫「光景」、近藤龍夫「冬のかたち」、臼井薫「静物」、鈴木健之「鋪道」、田中一郎「路上」、そして珍しいところでは、幻の写真集『心触風景』で知られる、杉野安の「休」なども収録されています。

＜Related Artists＞ 鈴木　健之 / Kenji Suzuki、杉野　安 / Yasushi Sugino、植田　正治 / Shoji Ueda
＜Condition＞ ビニールカバー：少スレ・少ヨゴレ
本体：天・地・小口少ヤケ・少シミ