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日本の女性写真家・松本路子の作品集『ニキ・ド・サンファール Portrait of Niki de Saint Phalle』。1970年の大学在学時に、ウーマンリブのドキュメント制作を始め、その後アーティストや政治家など、自由にそして強く生きる女性たちの肖像をカメラに収め、1978年にファースト・ブック『のびやかな女たち / Women Come Alive』を上梓。以降も「女性」を中心題材として創作活動を行い、『肖像 ニューヨークの女たち / Portraits of NEW YORK WOMEN』(1983)『Portraits 女性アーティストの肖像』(1995)などの作品集を刊行してきました。そして、本書も同様に女性アーティストをテーマにした一冊で、対象は「ニキ・ド・サンファール」。フランスを代表する芸術家で、絵画・彫刻をはじめ、小説やエッセイ、さらには舞台美術・衣装デザインなど多岐にわたって活躍しました。本書では、ニキの作品やイラストのみならず、ピエール・レスタニーの詩なども織り交ぜられ、ユニークな一冊に仕上げられています。