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本書は、1996年から2000年までに日本を代表する女性写真家・石内都と楢橋朝子によって刊行されて、第10号まで続いた写真誌『main』の第9号。二人のイニシャルをかけ合わせてできた「main」(マン)は、フランス語で「手」を意味し、女性(ウーマン)手製による自費出版本です。刊行時から10号までと決めて創作され、毎号各々の作品を発表され、さらには石内による「写真集評」や、ゲストを招いての作品紹介・対談も収録されていました。本9号では、めずらしく両写真家とも「海外」をテーマに図版・テキストがまとめられており、石内は「ミケランジェロ・アントニオーニ賞記念展」(受賞者:大野一雄)における関連イベントにてエキシビジョンに招待されて、初めて訪れたイタリア・トレビで撮影された図版とテキストを収録。一方楢橋は、韓国の知人からの招待で、韓国・釜山で行ったグループ展の様子と、訪れた韓国の町のスナップ及び関連テキストを掲載しています。