Nostalgia Della Luce

Evgen Bavcar

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スロヴェニア出身のブラインド・フォトグラファー、ユジェン・ バフチャルの写真集「Nostalgia Della Luce」（直訳：光のノスタルジア）。スロヴェニアの小さな街で貴族の家庭に生まれたバフチャルは11歳の時に視力を失います。スティービー・ワンダーを始め全盲の音楽家は過去に多数存在していますが、全盲の写真家となると類を見ません。バフチャルは目が見えなくなった後16歳の時に写真を始めていますが、タイトル「光のノスタルジア」の通り、暗闇に生きる自分にとっての希望の光が、カメラであり写真となりました。バフチャルは、自分自身が心にイメージする世界を写真として表現しており、その世界とはとても繊細で儚いものであると語っています。その言葉通り、収録されている図版はどこかせつなくそして幻想的です。「目」を失った写真家が「心」の光だけで捉えた恥美な世界がここにあります。テキストはイタリア語。

＜Related Artists＞ Evgen Bavcar、Flo Fox

＜Condition＞ ジャケット：少スレ、本体：経年並み