開拓地のくらし

前川 茂利 / Shigetoshi Maekawa

SOLD OUT

Publisher/Self-Published(私家版)

   Published/1982
Format/ハードカバー&スリップケース   Pages/189   Size/218*308*25
Google Translate
日本の写真家・前川茂利の作品集『開拓地のくらし』。1930年に北海道の小沢村(現・共和町小沢)に生まれた前川茂利は、いわゆる’開拓農家’に生まれ、父は明治開拓で大変苦労されたようですが、その記録が何も残っていないことに違和感を覚えます。自身は、(父の計らいで)郵便局に就職しながらも、戦後よりアマチュアとしてカメラを始め、1948年からは、小沢の開拓地の撮影を始めたそうです。1960年以降「フォトアート」など月例への応募を始め、「アサヒカメラ」「カメラ毎日」「カメラ芸術」などのカメラ誌ではたびたび作品が紹介され、1969年には銀座ニコンサロンで個展を開くなど、カメラマンとしての実力を着実につけていった前川は、豊穣の期待もできない、将来に夢も希望もない、同地での「開拓の実情」を訴えるべく、長らく当地で撮影を続けました。そして、1982年に刊行されたのが本書となります。不毛の地で、苦しみ、もがき続けた人々とその暮らしを、28年間、フィルムにして約3000本、10万カットをカメラに収め、そこから厳選された146図版が収録されています。
<Related Artists> 英 伸三 / Shinzo Hanabusa
<Condition> ケース:少スレ、ビニールカバー&本体:経年並み
order

TOP