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日本を代表する写真家のひとりである植田正治の作品集『Day by Day』。20世紀以降、日本の写真界に欠かせないツールとなり、プロアマ問わず作品を発表する貴重な媒体であった「カメラ雑誌」。現存する「アサヒカメラ」「日本カメラ」を始め、戦後日本写真の発展に多大なる貢献を果たした「カメラ毎日」、さらに遡っていくと「フォトアート」「サンケイカメラ」「アルスカメラ」「カメラアート」「カメラクラブ」と相当数のカメラ誌が刊行されてきました。それらで最も掲載された人は誰かと考えると、もしかしたら「植田正治」ではないかと思ったりもします。戦前から続く活動期間の長さ、カメラ誌月例時代における投稿数。。その功績は、植田正治が生涯大事にした「アマチュア精神」、好奇心旺盛、自由で実験精神にあふれ、制約なくスタイルに固執せずに写真に取り組んだ精神ゆえでもあります。こちらは植田正治写真美術館より刊行されたフォトダイアリー。植田による122の図版とともに「日常の何気ない出来事、小さな感動を書きためる、自由で気ままな日記帖(帯より)」。