爪 / Nail

石内 都 / Miyako Ishiuchi

SOLD OUT

Publisher/平凡社

   Published/2000
Format/ソフトカバー   Pages/-   Size/143*198*10
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日本を代表する女性写真家・石内都の写真集『爪 / Nail』。初期作品の横須賀などの作風から一転して、90年代からは「身体の接写」に取り組み、また近年では、フリーダ・カーロの遺品や原爆被害者の遺品など「モノ」を対象に、自身の表現を深めている石内都。そのターニングポイントになった、石内と同じ1947年生まれの女性の手足を写した写真集が『1・9・4・7』ですが、その後、詩人・伊藤比呂美や舞踏家の大野一雄を被写体にした写真集や身体に残る傷跡ばかりを写した『Scars』など、人それぞれに異なる、時間と記憶を刻む身体へとフォーカスしていきました。本書もまた、手と足と爪だけの写真集となり、『1・9・4・7』とは反対に被写体は年齢も職業も国籍も異なる男性のみ。「漠然としたからだという器は、日々変形をしながら時間の衣に包まれる。そのからだから切り離された先端が立ち上がり、自立する手指、足指、そして爪。四角いフレームは彼らが外へ向う入口となる」。(本書にある石内都「年をとる爪」より)。
<Related Artists> 石内 都 / Miyako Ishiuchi
<Condition> 本体:カバー少スレ、帯欠、小口少ヨゴレ
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