鉄輪

藤原 新也 / Shinya Fujiwara

SOLD OUT

Publisher/新潮社

   Published/2000
Format/ソフトカバー   Pages/124   Size/145*210*15
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写真家であり小説やエッセイなどの作家としても知られる藤原新也。本書は、新潮社から「藤原新也の現在」というシリーズで写真集や小説、エッセイなど全6冊が発表された中の1冊。藤原の自伝小説に写真がイメージとして挟み込まれた形式で、31編の小説と31点の写真からなっています。タイトルの「鉄輪(かんなわ)」とは、温泉場である大分・別府にある地域で別府八湯のひとつです。北九州の門司港で旅館を営んでいた「私」の家族が、旅館の破産後に移り住んだのが鉄輪でした。門司港を離れるシーンから始まる本書は、「郷里も友も恋も失った高校生の私の、苦く切ない思春期」(版元より)を描いた小説。短い1編とともに、温泉場の風景や街の一角、植物など物語の情景とも言える写真が1枚挿入されています。物語とシンクロするようにノスタルジックな趣を湛えた写真は、縦横をはじめ大小さまざまに配置され、小説のワンシーンを印象付けます。デザインは鈴木一誌。
<Related Artists> 藤原 新也 / Shinya Fujiwara
<Condition> ジャケット:少スレ、帯欠
本体:天・地・小口少ヤケ、その他経年並み  
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