空事 -写狂人日記 2004年-

荒木 経惟 / Nobuyoshi Araki

SOLD OUT

Publisher/スイッチ・パブリッシング

   Published/2005
Format/ハードカバー   Pages/-   Size/188*238*15
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日本を代表する写真家・荒木経惟の写真集『空事 -写狂人日記 2004年-』。本書は、2004年の1年間で撮られてきたスナップ写真で構成された1冊で、90年代から続く「写狂人日記」シリーズは、荒木の身辺雑記的に、歩いた道や出会った風景、仕事で撮った女性のヌード、会った著名人、そしてお決まりの愛猫チロといった被写体で構成されていますが、本書で大きな割合を占めるのは空。妻・陽子の死後しばらく続いた空の描写ですが、本書において失ったのは歌人・宮田美乃里。2013年、乳がんに侵され32歳で左乳房を切除した宮田から手紙を受け取った荒木は、2014年1月4日に宮田の暮らす静岡を訪れています。静岡の海岸や満開の桜の下で荒木は2度宮田を撮影していますが、その後も交流は続き、表紙の酒の写真は宮田からの贈り物でした。その後、宮田のがんは進行し、2005年3月に逝去(享年34歳)。その訃報を受けて本書は宮田を追悼するように編み直されたそうですが、どこか空虚さがにじむ空の風景が多く挿入され、荒木のいつもの調子とは少し異なる悲しみが漂うセンチメンタルな1冊です。
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<Condition> ジャケット・本体:経年並み 
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