エロリアル / EroReal

荒木　経惟 / Nobuyoshi Araki

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戦後日本を代表する写真家のひとりである荒木経惟の作品集『色（エロ）女（リアル）』。本書は、2013年にタカ・イシイギャラリーで開催された個展に合わせて発行された写真集です。“エロくてリアルであること”を前提に選ばれたという作品は、女性のヌードやポートレートを中心に、随所に人形の写真が織り交ぜられています。「ハダカとか何とかじゃなく着てても良い感じにエロっていうね。脱ぐ前、縛る前の感じのエロさ。そういう要素が無くちゃダメなんだよ。ただホテルでポンって座ってるだけ、関係ができる前の『エロ在感』って呼んでんだけどね。今は絶対にこれだから」（展覧会の寄せた荒木のテキストより）。人形のほかに恐竜やトカゲのフィギュアも随所に登場し、リアルとは正反対のファンタジー的な要素も感じられる内容ですが、艶っぽく視線を投げかける女性たちとの関係性には荒木の言う『エロ在感』があるようにも感じられます。グラビアなどのフィクションとは一線を画す、荒木のヌード集です。

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＜Condition＞ 本体：縁少イタミ、その他経年並み
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