Photographs 1988-1990

手塚　智子 / Tomoko Tezuka

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日本の女性写真家・手塚智子の写真集『Photographs 1988-1990』。1965年生まれ、東洋美術学校を卒業。1989年の個展「Photographs 光響展」をはじめ、90年代も展示によって作品を発表してきた手塚智子。本書は、1990年にギャラリーNWハウスで開催された個展に際して発行された写真集です。あるギャラリーで見た、カリフォルニアの広大な土地の上に建てられた穀物倉庫の写真に感動し、自身も工業地帯へ足を運び、工場の建物にカメラを向けるようになったという手塚は、“Constructions of the Earth”というテーマで構築物を撮影しています。硬質な質感と複雑な構造を伴った工場や眼前に屹立するビルや朽ちていく建物のテクスチャーなどを造形的なアプローチで切り取っています。「パイプやコイルの曲線、真っすぐに伸びるタンク、そして潮風にさらされて腐食した表面は刺激的である。造形物の1つ1つは硬質で強固・無機質な素材で、銀色に塗りつぶされた全体やその形態とパターンの連続は彫刻やオブジェのような特質をそなえている」（まえがきより）。

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＜Condition＞ 本体：カバー少スレ・少ヨゴレ、縁少イタミ
見返し少イタミ