Mai 68 Etat des Lieux

Claude Dityvon

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フランスを代表する写真家、クロード・ディティヴォンの写真集『Mai 68 Etat des Lieux』。1937年生まれ、2008年没。2018年の京都国際写真祭においても展覧会「パリ五月革命」が開催されたディティヴォンですが、1988年にニューヨークのグッゲンハイム美術館にて行われた、この“五月革命”の展覧会が話題となり、フランスの有名紙『ル・モンド』では同年に1ヶ月間毎日、その写真が紹介されたという逸話があります。本書は、そのディティヴォンの代表作である五月革命を記録した写真集です。1968年5月、政府の教育政策に不満を抱いたパリの大学生が大規模なデモ活動を起こし、その後、学生闘争や市民運動に発展した五月革命。その後日本にも飛び火する学生運動の臨場感溢れる様子をはじめ、市民や学生たちの風貌、そして対峙する警察隊の姿などで構成されています。日本の学生運動の様子を写し出した北井一夫や渡辺眸、福島菊次郎らと同様に、その時代のドキュメンタリーという性格を越えた、ヒューマニズムが醸し出されています。

＜Related Artists＞ 福島　菊次郎 / Kikujiro Fukushima、浜口　タカシ / Takashi Hamaguchi
＜Condition＞ 本体：カバー少スレ、その他経年並み