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1983年に時間社から発行となった雑誌『のぞき専門誌 ピーピングマガジン 6月号』。篝一光や吉行耕平といった写真家で知られる“盗撮”や“赤外線写真”。ドキュメンターとしては特殊なジャンルの写真ですが、マニアックでありながら海外からも注目を集めています。1980〜90年代には“盗撮系”の雑誌が多数出ていたようですが、代表的な雑誌のひとつが本書です。今号では、盗撮や赤外線写真といったコンテンツを中心に、「告白大特集」としてのぞき体験談をはじめ主婦の投稿手記、街頭インタビューなどの読み物が中心となっていますが、それぞれのページには図版も豊富に配置されています。巻頭と巻末のみカラー写真が用いられ、巻頭では安藤隆が撮影した「盗写に成功」などの写真が掲載されています。ドキュメントと虚構が入り混じっていると思われますが、マニアックな世界の一端に触れられる内容です。