遺された家 -家族の記憶-

太田 順一 / Junichi Ohta

¥2,200(¥2,000 + tax)

Publisher/海風社

   Published/2016
Format/ソフトカバー   Pages/143   Size/200*210*13
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日本の写真家・太田順一の写真集『遺された家 -家族の記憶-』。1950年奈良県に生まれ、早稲田大学政治経済学部を中退後、大阪写真専門学校を卒業した後フリーに。大阪市生野区にある在日韓国・朝鮮人が多く住む猪飼野に生きる女性たちを追った『女たちの猪飼野』(1987)、大きな社会問題にまで発展したハンセン病患者が、療養所で暮す日常を描写した『ハンセン病療養所 百年の居場所』(2002)など、社会的弱者や一般的には眼が向けられない人々や場所に焦点を当てて作品を創作する太田順一。本書は、「あるじを失った空き家、その139のたたずまい」(帯より)とあるように、少子高齢化という現実とともに増え続ける空き家に遺された家族の痕跡をたどった作品集。2010年から2016年まで6年ほどかけて撮られた空き家は、廃屋ではなく、家財道具が残り、肉親などが管理している家屋。居間に飾られた土産物と思しき民芸品や和ダンス、テーブルに敷かれたレースやビニールなど、“昭和”の面影を色濃く残した光景から、ありし日の家族の記憶を呼び覚ますかのような試みが重ねられています。
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<Condition> ジャケット:少スレ、本体:地少スレ 
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