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写真評論家の飯沢耕太郎が編集長を務め、1990年に創刊された写真誌『deja-vu』。本書は、1993年発行の13号。特集はラリー・クラークとセバスチャン・サルガド。クラークの特集は、1971年にラルフ・ギブソンの「ラストラム・プレス」から発行された『タルサ』からの抜粋にはじまり、続く2冊目の写真集であり自叙伝的とも言われる『ティーンエイジ・ラスト』、80年代末から始まったというコラージュ作品、そして3冊目の写真集となった『1992』から銃をくわえた少年たちの作品が続きます。豊富な作品図版に加え、インタビューで発せられたクラークの言葉をまとめたコーナーや、『ティーンエイジ・ラスト』の巻末に添えられたクラーク自身のテキスト(生い立ちから80年代までの自叙伝的なもの)の翻訳なども収録しています。2015年に公開されたヴィム・ヴェンダースによるドキュメンタリー映画でも知られる報道写真家セバスチャン・サルガドの特集は、写真評論家・西井一夫によるインタビューが中心となっています。