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60年代の建築シーンを代表する、イギリスの建築家グループ「アーキグラム」。ピーター・クック、ウォーレン・チョーク、デニス・クロンプトン、デヴィッド・グリーン、ロン・ヘロン、マイケル・ウェブの6人のメンバーからなり、建築物を建てること以外の活動も積極的だったこのグループは、『アーキグラム』という雑誌を創刊し、自分たちのイメージを発信したり、展覧会を開催したり、またマニフェストを作成したりと多方面に及びます。ちなみにアーキグラムとはテレグラム(電報)とアエログラム(無線電報)の合成語。本書は、1972年にイギリスで刊行された本の翻訳版となり、主に1961年に創刊され1970年までに9冊発行となった雑誌『アーキグラム』の内容の紹介から、メンバー各自の作品を紹介したもので構成。ヘロンによる「ウォーキング・シティ」やクックによる「プラグ・イン・シティ」など、ポップかつグラフィカルに展開されたプロジェクトは、単純にヴィジュアルを見るだけ楽しめ、SF的な未来都市の魅力が凝縮しています。