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玄光社より1975年に発行された『コマーシャルフォト・シリーズ・27 ヨーロッパのファッションフォトグラファー・ロンドン編』。60年代〜70年代にエディトリアルや広告で活躍したファッションフォトグラファーを紹介した本書。古い伝統のあるロンドンでは「底抜けの新しさ、シュールなものへの憧れ、自由な気概」(本書より)といった活力に溢れたイメージが生まれると記されていますが、20歳で『ヴォーグ』と契約し、60年代のロンドンの写真界の寵児となったデイビッド・ベイリーをはじめ、同じく『ヴォーグ』で活躍するバリー・ラテガン、『NOVA』の代表作家ハリー・ペチノッティ、『ナインティーン』で活躍するジョン・ビショップ、ジェイムス・ウェッジなど、ベテランから若手まで11人の写真家を取り上げています。それぞれの作品に加えてインタビューも収録。80年代に『i-D』の登場で大きく変化を遂げるロンドンのファッション写真ですが、それ以前のシーンを知る資料としても重宝する1冊です。