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日本の写真家・三橋一樹の写真集『Star Man』。1964年武蔵野美術大学を卒業後、当時多くの大御所デザイナーが集結し、広告業界のの花形と言われた日本デザインセンターに就職し、その後デザイナーとして数社を転々として、72年頃よりカメラ機材を買い込み出し、73年1月より「デザイナー的カメラマン」に転向と記されています(本書、略歴より)。そして翌73年2月に刊行されたファースト・ブックがこちらになります。刊行社は森山大道の『写真よさようなら』、東松照明の『I am a King」を始めとした数々の名作写真集を刊行するとともに、写真誌『季刊写真映像』の発行人でもあった吉村伸哉率いる写真評論社。自分の心の中にいるもう一つの自分。傍観者として、ひややかにこちらを見つめ、ジワジワとこちらに迫ってくる。。。そんないつも心に秘めるイメージを、写真に写し込んだ作品群。モデルは井上ひろし。アシスタントは、後にギャラリーCAMPのメンバーとなり、作品『路傍』でも知られる上條道夫。