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日本の写真家・東松照明の写真集。長崎、沖縄をはじめ戦中派内部の傷を軸とした平和への希求、鋭い視点からの文明批判・政治批判、人間の自然や物質への関与に対する投げかけ等、常に高度な問題意識と日本及び日本人の原像に迫ろうとするあくなき探究心を持ち続けた、戦後日本を代表する写真家・東松照明。『<11時02分>NAGASAKI』『おお!新宿』『日本』『太陽の鉛筆』など、60年代〜70年代にかけて名作を刊行しています。本書は、「昭和写真・全仕事」シリーズの15冊目として東松の作品を回顧的に紹介しており、「NAGASAKI」「桜」「占領」「戦後日本人」「高度成長」「エロスとパワー」「太陽の鉛筆」「光る風」「東南アジア紀行」「Mr.Freedam」とシリーズごとに章立てられ、50年代初頭から1983年までの代表的な作品を収録。モノクロを中心に一部カラーにて代表的な写真が含まれますが、戦後日本の姿をパーソナルな視点で切り取った東松という写真家が見えてくる構成です。シリーズごとに著作の引用や東松に関するテキストの引用、また「東松照明の写真世界」と題した本人の対談も収録。