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本書は、編集人・末井昭の陣頭のもと、荒木経惟との名タッグを始め、森山大道・北島敬三・倉田精二ら戦後日本を代表する写真家が長らく連載を続けた他、長谷川明、赤瀬川原平、上野昴志、島本慶らのライターも参加した伝説の写真誌『写真時代』。国内に、写真専門のアートギャラリーも生まれ始めた時代に、写真を芸術の枠にとどめず、グラビア・ヌードや(性)風俗の情報も織り交ぜながら、エロスとアートが交錯する「大衆誌」のポジショニングを維持。多くの人々に「芸術写真」を手の届く日常で触れさせると共に、「荒木経惟」という写真家の個性と一般大衆への認知を確立した意味でも、大変意義深い雑誌でした。その過激な内容ゆえに、1988年に廃刊となってしまいましたが、こちらは1987年4月号。荒木経惟「3大激写」、森山大道「角の煙草屋までの旅」、倉田精二「ヒューマニズムTOKYO」、吉行耕平「赤外光線・名残り雪」、山内道雄「記録・東京・怒れる焦点」、佐々木教「OH! NETA」等収録。