ふりかえれば、富

谷　道彦 / Michihiko Tani

Google Translate
日本の写真家・谷道彦の写真集『ふりかえれば、富』。2000年以降は、岡山に拠点を移して活動を続けている谷道彦。90年代までは、東京をベースに、アサヒカメラでの掲載や、ニコンサロンでの個展などで作品を発表しており、若き日には評論家・渡辺勉らによる指導も受けていたそうです。90年代後半より、自費出版で作品集を刊行しており、アサヒOBで深瀬昌久の名作『鴉 / Ravens』の編集も担い、評論家にして名編集者でもあった長谷川明や、蒼穹舎の大田通貴らによる協力も仰いでいます。こちらは97年刊行の2作目にあたり、当時人口1,000人強、300軒ちょっとの小さな村・富村（とみそん）で撮影された図版で構成されています。1995年に新宿のミノルタフォトスペースで行った個展「やませみの棲む村」で紹介した作品が主体であり、また戦後日本を代表する写真家・秋山亮二が、食いつくように殺気を放ちながら本展を見ていたのが良き思い出である、とあとがきに記しています。

＜Related Artists＞ 谷　道彦 / Michihiko Tani
＜Condition＞ 本体：カバー少スレ、地少ヨゴレ、縁少イタミ
その他経年並み　　※レターパックでの配送可