photographe

Claude Batho

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フランスの女性写真家クロード・バトーの写真集『Photographe』。幼少時から父の小さなラボラトリーで写真を眺めることを愛していたバトー。Beaux Arts de Parisでドローイング・ペインティングを学んだ後、Archives Nationalesに写真家として務め、結婚後は自宅をラボラトリーと化して、ドアやウィンドウを締め、バスルームでプリントを行い、ベッドルームでリタッチを行っていたそうです。本書は、バトーの早すぎる死の1年後、1982年に発行された回顧的な写真集です。1967年から1981年までの写真が収録され、自宅から見える風景、光が射し込む窓辺、テーブルの上の静物・食物、キッチン・ツール、洗濯物の山、ウォール・ウィンドウ・インテリアの断片、そして自身の二人の娘たちといった、バトーが一貫して写し出してきた「ライフスタイル」が切り取られています。バトーの写真にあふれる、ノスタルジックな雰囲気や静謐な佇まい。何気ない日常の中にモチーフを見つけ、光と影のコントラストを巧みに使ったささやかな情景は、ささやかながら美しさに満ちています。

＜Related Artists＞ Claude Batho、Jean-Marc Tingaud、Luigi Ghirri、Laura Letinsky、Lilo Raymond
＜Condition＞ ジャケット：少ヤケ・少キズ、本体：経年並み