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日本を代表する動物・自然写真家のひとりである吉野信の写真集『フェイス / Face』。1970年代よりフリーとなって以来、数々のエキシビジョン・写真集を発表してきている吉野信。動物写真はもちろん、動物との関わりから生まれた「自然」への敬意や愛を通じて、90年以降はランドスケープ作品も多く発表するようになり、特にフリーなって以来長年追い続けている「アフリカ」をモチーフにした作品は大変有名です。本書は、1988年に刊行された「パンサー:黒ひょう」の作品集。壮大な大地を駆け巡るような所謂動物・自然写真とは一線を画し、タイトルの通り「Face」にフォーカスした編集となっています。ジャケットの裏面には「黒は静寂、黒は有能、黒は刺激する、黒い快感は明日をつくる。」と記されており、イエロー・ブラックに統一されたカラーデザインも秀逸。また、「お買い上げ後はカバーは破棄し、作品に負けないぐらい乱暴にご鑑賞ください」とのコメントや、ドット柄のカバーもユニークな一冊。