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日本の写真家で古写真研究家としても名高い谷昭佳の写真集『視線の谺』。植田正治写真美術館でキュレーターの経験もある谷昭佳は、古代から明治維新期に至る前近代の日本史史料に関する研究所である東京大学史料編纂所において、写真史を専門として、古写真を史料として収集・解析する「古写真研究プロジェクト」のメンバーの一人。2018年には海外の出版社より刊行された『Japan in Early Photographs The Aimé Humbert Collection at the Museum of Ethnography, Neuchâtel』における編集も担当しています。そんな研究者の権威が、90年代におそらくは私家版で刊行した作品集がこちら。「裏通り」などを舞台に、何気ない日常を収めたスナップで構成されています。九州産業大学教授・映像評論の小久保彰が序文を綴っており「日常の一瞬を結晶化する写真家」として、谷に賛辞を送っています。写真家サイン入り(Signed)。