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日本の写真家・篠山紀信の写真集『パリ / Paris』。『オレレ・オララ』(1971)『家』(1975)『晴れた日』(1975)等、初期70年代に現在まで語り継がれる数々の傑作写真集を刊行している篠山紀信。本書は、1977年に刊行された作品で舞台は「パリ」。エッフェル塔、凱旋門といった著名な歴史的建造物や観光地はことさら避けて、カルチェラタン、レ・アール、マレー、モンパルナス、モンマルトルといった庶民の長い歴史が物語る古きよきパリの街並が収録されています。全ページ鮮やかで深みのあるカラー図版で構成されており、木村伊兵衛の名作写真集『パリ』と見比べてみるのも興味深い作品の数々。題字は中川一政、装幀は鶴本正三、桑原武夫、瀧口修造ら6名のテキスト。別冊「地図と写真目録」付き。