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日本の写真家・森山大道の作品集『記録 第6号(Signed)』。フリーのデザイナーを経て、岩宮武二の助手、その後上京し、細江英公の助手として写真の腕を磨いた森山大道。60年代後半からフリーの写真家となり、これまでに『狩人』『写真よさようなら』など傑作写真集を多く残しています。本書は、かつて森山が私家版として出していた写真誌『記録』の復刊号です。「私家版の写真誌『記録』を出したのは、もう34年も前の1972年のことである。当時、あれこれの雑誌の仕事で忙しかったぼくは、このままどんどん流されていくのは一寸マズイぞ、と日頃内心に感じるところもあって、私家版のささやかな個人写真記の刊行を思いついた。仕事とかテーマなどとは一切関係なく、日常気ままにスナップしたものの中から、自分の気に入った写真だけを恣意的に選んで、16頁の小冊子を作り続けようというだけのことであった」(本書より)。結果的に5号で刊行は止まり、2006年に復刊となりました。ページ数こそ増えていますが、創刊のコンセプト通り、国内外で撮られた様々なイメージが連なります。写真家サイン入り。