四日市 / Yokkaichi

樋口 健二 / Kenji Higuchi

SOLD OUT

Publisher/六月社書房

   Published/1972
Format/ソフトカバー   Pages/208   Size/210*150*150
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日本の写真家・樋口健二による写真集『四日市』。1937年生まれ。高校卒業後に川崎製鉄で働き始め、公害を日常的に感じていた樋口。早稲田大写真部が行った川崎の公害をテーマにした写真展に示唆を受け、仕事を辞め、東京綜合写真専門学校へ入学。1966年に公害によって患い、生活苦に耐えきれずに自殺した四日市の老人の新聞記事を目にし、この問題の調査へと踏み切りました。本書では、四日市の人々や公害患者、大気汚染の元凶であるコンビナートなど、その惨状を記録しています。以下、まえがきより「高度経済成長は、産業開発、企業発展を強く推し進め、その為に住民が犠牲になり、健康と生活が破壊され続けねばならない。いつの時代においても弱い立場の住民は常に虐げられる宿命を背負って生きなければならない。私は農家出身であるだけにそうした歴史の重みというものを、身をもって体験してきた。こうした経験が、いわば必然的に公害問題へと関心を誘ったといえる。こうした歴史の証言者としての役割を、カメラを通して少しでもになってみたいと決意したのである」。
<Related Artists> 藤川 清 / Kiyoshi Fujikawa
<Condition> 本体:カバー少スレ・少ヨゴレ、
天・地・小口薄ヨゴレ、ページ全体薄シワ、その他経年並み
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