十七年目の訪問 -森永ヒ素ミルク中毒のこどもたち- / Visit after Seventeen Years

滝川 恵清 / Yoshikiyo Takigawa

SOLD OUT

Publisher/柏樹社

   Published/1972
Format/ソフトカバー   Pages/62   Size/253*183*5
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日本の写真家・滝川恵清の写真集『十七年目の訪問 -森永ヒ素ミルク中毒のこどもたち- / Visit after Seventeen Years』。1944年奈良県に生まれ、近畿大学を卒業後、専門学校で写真を学んだ後、写真家・小川隆之に師事。1969年よりフリーとして活動を始めて以来、ジャーナリズム的視点で数々のルポルタージュを発表。代表作は、奈良県内の5つの障害者・福祉施設を舞台に撮影された『人間回復(1972)』、そして同年に刊行された本書になります。1955年に中四国地方を中心に森永乳業製・粉ミルクにヒ素が混入している事実が発覚。多くの人に病的症状が発生したものの企業は責任を認めず、政府も同調して収束を図りますが、後年森永はその責任を認め、1973年に実刑判決が下されました。その裁判の最中に刊行された大変意義深いルポルタージュ。国や企業という強者に対して、弱者の側からその事実と苦しみ・怒りを写し出すことに執念を燃やした写真家の初期作品集です。(The Japanese Photobook 1912–1990 収録)
<Related Artists> 滝川 恵清 / Yoshikiyo Takigawa
<Condition> ジャケット:少スレ・少ヨゴレ・縁少イタミ、
裏面シール跡、本体:見返し少キズ、縁少イタミ、地少ヨゴレ、
その他経年並み
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