写狂人色日記 -'92年-

荒木 経惟 / Nobuyoshi Araki

SOLD OUT

Publisher/扶桑社

   Published/1993
Format/ハードカバー   Pages/-   Size/135*195*20
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日本を代表する写真家・荒木経惟の写真集『写狂人色日記 -'92年-』。本書は、1992年の1年間で撮られてきたスナップ写真で構成され、前作『写狂人日記』の続編といえる内容です。また、1992年に行われた展覧会『写狂人日記』では、「女性性器が写っていた作品8点が、猥褻図画公然陳列の疑いで警視庁により押収、事情徴収、書類送検され、罰金刑」(HPより)を受けている荒木経惟。ソファで寛ぎながら眠る愛猫チロの姿を写した1月1日から、同じソファで寛ぎながらレンズに視線を送る12月31日のチロの姿で終わる本書ですが、日替わりのように登場する女性たちのヌードやポートレート、そして街の細部や草花など、行った先々で恣意的にスナップされています(中には中上健次の葬式なども)。「江戸時代では、愛より恋、恋より色が上だった」「色はその日の出来心、毎日相手が変るし、一時期に複数の相手がいてもよかった」という文筆家・杉浦日向子の言葉を引いて「アタシは江戸っ子だったんだ」と続ける荒木ですが「ホントの色事が少ないねぇ」と嘆く姿に、90年に亡くなった妻・陽子の空白が思い起こされます。
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<Condition> ジャケット:少スレ・少ヤケ、本体:経年並み
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