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日本を代表する写真家・荒木経惟の写真集『情事』。下駄職人でありアマチュア・カメラマンであった父の影響を受けて写真を始め、千葉大学工学部写真印刷工学科を卒業後、電通に就職。在籍中に広告写真を撮る傍ら、会社の機材を使って新たな写真芸術を探求していきます。70年代より『おー日本』『センチメンタルな旅』など、現在まで語り継がれるセンセーショナルな作品を発表、卓越した時に過激なヌード、人情味に溢れたスナップは世界の写真ファンを虜にしています。本書は、1993年に刊行された女優・白都真理の写真集。白都は1978年のミス・ユニバース関東代表を経て、1979年に大河ドラマ『草燃える』に出演するなど映画やドラマで活躍していた、いわゆる清純派の女優。本書刊行時は、35歳となっており、和服や浴衣などを身に着けた妖艶な姿を撮られています。タイトルが表すように、男女の親密さが全編で漂い、荒木にしてはどこか控えめな印象もありますが、儚げな白都の魅力を引き出し、映画のワンシーンのような情景として切り取っています。