計画と偶然 / Concepts and Incidents

山崎　博 / Hiroshi Yamazaki

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日本の写真家・山崎博の写真集『計画と偶然』。1968年日本大学芸術学部を中退後、1969年から本格的に写真に取り組み、1972年より映画フィルムによる作品制作も始めた山崎博。1983年に長時間露光による太陽のシリーズで日本写真協会新人賞を受賞し、2001年には伊奈信男賞を受賞。東京造形大学や東北芸術工科大学、武蔵野美術大学で教鞭もとっていました。本書は、2017年に東京都写真美術館の総合開館20周年を記念して行われた展示の図録となっており、山崎の作品を回顧的に紹介したものです。長時間露光で太陽の光跡を視覚化し『Heliography』をはじめ、海と空を2分割した『水平線採集』や『櫻』といった代表作から2017年に発表された新作などを収録。以下、本書より「計画性にもとづく制作と、写真行為の中で起こる偶然性がその作品の大きな特質となっています。作家は「計画がなければ偶然もない」と言います。『計画と偶然』の二つの要素が相互に作用することで、山崎博の作品は成立しているのです」。

＜Related Artists＞ 山崎　博 / Hiroshi Yamazaki、田村　彰英 / Akihide Tamura
＜Condition＞ ジャケット：経年並み、本体：天・地極少ヨゴレ