広場の証言 -写真で見るメーデー事件-

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Publisher/メーデー事件中央後援会

   Published/1972
Format/ソフトカバー   Pages/56   Size/200*195*5
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サンフランシスコ講和条約発効直後の1952年5月1日に起こったメーデー事件。「第二十三回中央メーデー」のデモ行進により皇居前広場に集まった3万人もの人々と、3000人の警官隊が衝突したこの事件は、市民側に2名の青年の死亡者、そして1000人以上もの負傷者を出しました。また、この事件によって大勢の逮捕者が生じ、その後、起訴、裁判へと移行していきます。「あの日の血はぬぐわれても 人民の怒りと真実は消えない」という文言で始まる本書『広場の証言』は、メーデー参加者側から事件当日の様子を記録したもので、掲載されている写真のほとんどが実際に法廷に証拠写真として用いられているそうです。当日のデモ行進の流れや警官隊の動向、そして衝突の様子が写真とともに詳しく説明されており、写真からもそうした緊迫した状況や衝突の激しさが伝わってきます。第一審で東京地裁は一部騒擾罪の成立を認めますが、本書の発行後、1972年11月に東京高裁は一審判決を破棄し、騒擾罪不成立となり、この長期化した裁判は検察の上告断念により終結しました。
<Related Artists> 東松 照明 / Shomei Tomatsu
<Condition> 本体:スレ・シミ・ヨゴレ
ページ下部濡れジミ及びイタミ(図版に大きな影響なし)
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