寫眞報道 学鷲 -陸軍特別操縦見習士官-

山本 地榮 / Chie Yamamoto

SOLD OUT

Publisher/朝日新聞社

   Published/1944
Format/ソフトカバー   Pages/-   Size/180*258*5
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終戦の前年である1944年に朝日新聞社から発行された『寫眞報道 学鷲 -陸軍特別操縦見習士官-』。陸軍特別操縦見習士官というのは、太平洋戦争の終盤に、日本陸軍航空において予備役の操縦者として志願し、登用された高等教育機関の卒業生・在学生の若者たちのことで、国民には学鷲の愛称で知られていました。本書は、「“後に続く者”の奮起を促す絶好の資料となる」とされており、第一期となった若者たちの学徒出陣から入隊、訓練、そして終業式(1944年3月)までを追ったものです。学生服から軍服へと着替えて、半年間の超短期間の訓練に挑んだ学生たちの様子を、その生活(食事や入浴など)も含めて写し出しています。写真家のクレジットなどはありませんが、同時期に発行され、グラフィック・デザイナーの原弘や多川精一、写真家の木村伊兵衛や濱谷浩らも関わったグラフ誌『FRONT』(1942〜1945)にも似た、人物の切り抜きを用いた誌面デザインなどが見られます。歴史的な資料であると同時に当時のクリエイティビティを感じさせる内容です。
<Related Artists> 木村 伊兵衛 / Ihei Kimura
<Condition> 本体:カバー少スレ・縁少イタミ
ホチキス周り一部ヤブレ、ページ一部シミ
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