誘惑 / Yuwaku

白井　忠司 / Tadashi Shirai

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日本の写真家、白井忠司（1948-）の写真集『誘惑』。子どもの成長記録として写真を始め、写真に凝るようになった白井は、写真クラブの月例へ参加するようになります。80年代から公募やメーカーのコンテストに応募をはじめ、1987年からは写真誌の月例モノクロ部門に絞って応募。年度賞の上位に食い込むようになるも、バブル崩壊の影響を受け作品応募を一時休止し、2000年に再開すると、2002年には日本フォトコンテスト白黒写真の部年度賞1位を獲得。本書は、写真誌やコンテストの常連であった白井が、90〜00年代の写した女性モデルの写真を収録。帯には、審査員として白井の写真を見続けてきた長野重一のテキストが用いられています。以下、本書に収められた日本フォトコンテスト編集長の板見浩史によるテキストより。「コンテストにはモデル撮影会で撮った作品はあまり入選しませんが、白井さんの作品は、よくあるニッコリ写真ではなく、独特のシリアスな世界を創り出しています。プリントの調子も女性写真のそれではなく、まるでドキュメンタリー写真のようで迫力に満ちています」。

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＜Condition＞ ジャケット：経年並み
本体：見返し角少折れ及び少イタミ