骨噛身 Vol.2

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Publisher/Self-Published(私家版)

   Published/1977
Format/ソフトカバー   Pages/-   Size/180*258*5
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70年代に関西で発行された同人誌『骨噛身』。同人に名を連ねるのは、詩や小説を寄せている掃部修司と写真を寄せている三ツ井光夫。いずれも経歴などの詳細は不明ですが、本書が2号目となっており、1977年の発行です。冒頭で、「日常生活を気楽に、過ごしたいという、甘い誘惑にかられながらも、どうにか、日常性のなかから、なにほどかを見い出せたらと思っている昨今である」と記していますが、それぞれに生活を送りながらも、自身を奮い立たせるように創作に向き合ってきたであろう様子が感じられます。本書では、掃部が『夕ぐれ』と題された10編の詩と掌編1本を載せ、三ツ井は『全国ネットワーク〜もう一つの日本列島を求めて』と題し、71年7月から76年8月までに長崎・軍艦島や北海道・夕張など炭鉱の街を訪れて撮影された写真を掲載。三ツ井は閉山とともに取り残された炭鉱の人々について問題意識を持っているようで、写真で現地の様子を記録していたようです。2人のパーソナルな作品の集積ですが、政治の季節の余韻を残しつつも、80年代バブルを目前に控えた時代の峡間で生み出された1冊です。
<Related Artists> 島尾 伸三ほか / Shinzo Shima
<Condition> 本体:カバー少スレ・少ヨゴレ・縁少イタミ
天・地・小口少ヤケ・少ヨゴレ、その他経年並み
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