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ドイツの写真家ユルゲン・ロスの作品集『Goren -Berliner Kinder Heute-』。ロスの経歴は、1942年にベルリンのクロイツベルクに生まれたという以外は定かではありませんが、序文のテキストには以下のような内容が記されています。「本書に収録されている写真は、カメラを持ったマジシャン'ユルゲン・ロス'によって、1977年~1987年の10年の間に撮影された’子どもたちのポートレート’です」。撮影されたクロイツベルクは「Kleine Istanbul(クライネ イスタンブール=小さなイスタンブール)」とも言われる世界最大のトルコ人街で、純粋なトルコ人から、トルコとドイツの混血児まで多くの人種が入り混じっています。ロスは、自身が生まれ育ったクロイツベルクへの愛と、そこに暮らす子どもたちの未来を思って撮影したそうです。Jock SturgesやRon Oliverらを想起させるような純粋で美しいポートレートの数々に魅了される作品集です。