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ロンドンのバービカンアートギャラリーにて1994年に開催された展覧会「Who’s Looking at the Family?」。アーティストが写し出した家族と、その多様な表現方法について考える展覧会であり、80年代半ばから当時の写真を中心に、世界的な有名どころからUnknownまで30名のアーティストが参加した本展のカタログがこちら。ポートレートの名手であるTina Barney、マグナム・フォトのBruce GildenやMartin Parr、田舎町や辺境地を巡ったSusan Lipper、身の回りの家族や少年・少女などをモチーフにしたポートレート作品で知られるSally Mann、ドイツの写真家でありベッヒャー派のひとりThomas Ruff、両親をモデルにしたコンセプチュアル・フォトの第一人者Larry Sultanといった面々がいくつかの章立て(The Symmetry of Pairs、My Father, My Son、In Memoriamなど)ごとに別れて参加しています。一番親密な関係である家族を対象に、直接的なポートレートもあればRuffの「Interior」シリーズのように間接的に家族を想起させるものなど、様々な技法でその存在を浮かび上がらせています。